税理士だってサービス業です。こんなことやってます!

秋の経営者向けセミナー ~金沢会場~

2011年10月20日 nom

こんにちは。

大根をおろしたときにできるおろし汁を捨てるのはもったいないので、最近は捨てずに飲んでしまう金沢市のヘルシー系税理士ノムです。当然ですが大根によって旨いのと不味いのがありますね。

さて、福井市を皮切りに始まった秋の経営者向けセミナーですが、北陸4か所の最終は金沢市です。この日は15時から17時までの2時間。

いつも通り、開始1時間前に会場入りし、会場チェックと事前打ち合わせ。この会場での講演は3回目ですが、ここはマイクが使えないのでちょっとやりづらい。いつもより大きめの声で話さなくてはなりません。

敦賀会場と同様、今日も事業承継を重点的に話しました。
IMAG0002.AVI_000532398.jpg
↑熱弁中の私。。。

前回は、相続開始から3か月以内の相続手続きについて述べました。

今回は、その後のスケジュールについてです。

szk_scj.jpg
3ヵ月以内に、相続放棄や限定承認の手続きをしなかった場合人は、相続を承認したものとして取り扱われます。したがって、相続する場合には、特に何か手続きが必要になるという事ではありません。
この時点で、正式な相続人が確定します。

生前に、被相続人が毎年所得税の確定申告をしていた場合には、1月1日から相続開始日までの期間についての所得税を計算し、申告しなければなりません。
これを、「所得税の準確定申告」といい、相続開始日から4か月以内に申告しなければなりません。
準確定申告は、すべての人が対象になるわけではありませんので、申告の必要があるのかないのかの判断は、税理士(できれば税理士ノム)に相談することをおすすめします。

次は、いよいよ相続の本番、遺産分割協議です。

遺産分割協議とは、文字通り、遺産をどのように分割するかを話し合う事です。

遺言書がある場合は、その内容に沿って遺産分割を行いますが、遺言書がない場合や、遺言書に記載されていない財産等については、遺産分割協議による話し合いを行います。

この話し合いは相続人の間で行います。相続人が全員参加していない遺産分割協議や相続人以外が参加している遺産分割協議は無効になりますから注意が必要です。

遺産分割協議がまとまったら、その証として遺産分割協議書という書類を作成します。この書類には、相続人全員の署名・実印の押印・印鑑証明が必要です。

特に、不動産の相続登記の際には必ず必要になりますから、心配な方は行政書士(※税理士ノムは行政書士の資格も保有しています。)か弁護士、又は司法書士に依頼すると良いでしょう。なお、法律上は税理士は遺産分割協議書の作成代理はできませんし、相続登記を前提としない場合には司法書士でも遺産分割協議書の作成はできません。

もし、遺産分割協議がまとまらない場合には、家庭裁判所に調停の申立てを行います。調停が成立しないい場合には、審判に移行します。こうなると、相続ではなく、争続・争族になってしまいますね。

遺産分割協議がまとまったら、今度は相続税の申告が必要な場合には、遺産分割協議通りの内容で、相続税の申告書を作成し、申告期限までに申告書を提出し、納税をします。この、相続税の申告期限は、相続開始の翌日から10か月以内とされています。

相続税の申告終了後に、遺産分割のために必要な名義変更や預貯金の解約等の手続きを行います。相続税の申告が不要の場合は、遺産分割協議終了後に行います。

時々、この順番通りではなく、いきなり遺産の名義変更から始めようとする方がいらっしゃおいますが、手続きを進められない場合や、進められたとしても、後々トラブルになる可能性がありますから、手順をしっかり守っていただきたいと思います。

このように、相続発生後は様々な手続きが必要になり、不慣れな方がスムーズに手続きを進めるのはなかなか難しいといえるでしょう。

また、専門家に依頼する場合も、どの専門家に任せたら良いのか分からないこともあるかと思います。

この手順通りに進める場合は、まず、税理士と行政書士に任せる必要があります。司法書士ではありません。
遺産の評価や相続税額の試算、所得税の準確定申告、相続税の申告は税理士の業務ですし、行政書士登録をしている税理士であれば、遺産分割協議書の作成も可能ですから、そういう意味では、行政書士登録をしている税理士が最初に相談すべき専門家といえるでしょう。ただし、相続登記の代行は司法書士にしかできませんから、ここだけは司法書士に任せることになるでしょう。

 

Categories
Tags
税理士 野村重之

自己紹介

金沢市の税理士ノムの所長日記

  • 1971年10月 石川県金沢市出身
  • 石川県立金沢桜丘高校卒業
  • 金沢工業大学情報工学科卒業

25歳の時勤務先の会社に税務調査が入り、税理士の世界に目覚める
半年後の平成10年3月に4年間勤務した会社を退職し、税理士を目指して勉強開始
定職につかず、わずかのバイト収入と某輸入車購入資金として貯金していたお金を取り崩しながら予備校の通信教育で暗黒の受験生活を過ごす
平成11年 税理士試験 法人税法合格
平成13年 税理士試験 消費税法合格
平成14年 税理士試験 簿記論、財務諸表論、
            相続税法合格
平成15年 税理士登録 登録番号96668

相続税法の合格に苦労し、4回目の受験で無事合格
苦労したものの、今は専門・得意分野の1つに
平成14年から平成21年12月まで金沢市内の税理士法人にてサラリーマン税理士として勤務
個人・法人合わせて延べ5,500件以上の税務申告に携わり、税務調査の立会件数は100件以上など貴重かつ豊富な実務経験を経て野村経営税理士事務所開設
勤務期間中の平成20年4月から平成21年3月までの1年間、FM石川にて金曜日の「M-Culture」というラジオ番組にて”サラリーマン税理士ノム”として出演の経験あり
決算・税務申告はもちろんのこと、「将来のあるべき姿に近づくためのお手伝い」を提供サービスの中心に考える”未来志向型税理士事務所”を目指しています

凝り性で気に入った世界は追及するタイプ
近年は自転車(ロードバイク)とシングルモルトを追及中
ちょっとだけ料理好き(得意料理は激辛麻婆豆腐と梅タコパスタ)

    もう一度飲みたいシングルモルトBest3
  1. Lagavulin 1976 / 30 Year old
  2. Brora 1982 / 20 Year old
  3. Ardbeg Very Young 1998 / 6 Year old